当社の異形圧延加工技術を継承発展させたもので、横曲がり(右図),板厚精度の良さに特徴が有ります。特に1.0mm以上の板厚材については他に類例を見ない高精度を実現。曲げ加工分野、巻きスリーブ分野、コイニング分野などで使用され高い評価をいただいています。
横曲り測定方法
鋼種
- · ステンレス鋼
- · 機械構造用炭素鋼
- · 工具鋼
- · 合金鋼
- · ばね鋼
- · 軸受鋼
- · 電気帯鋼
- · その他冷間圧延可能なもの
用途例
- 超精密ワッシャー
- 精密バネ
- 精密パイプ
- 精密ヒンジ
- その他各種精密曲げ部品,各種精密コイニング部品,樹脂との一体成形部品など
板厚許容差
単位(mm)
| JIS規格 | カワイ規格 |
厚さ区分 | 幅 160未満 | 幅 100未満 |
幅 100〜150 |
0.25以上 〜 0.40未満 | ±0.025 | ±0.005 | |
0.40以上 〜 0.60未満 | ±0.035 | ±0.005 | |
0.60以上 〜 0.80未満 | ±0.040 | ±0.005 | ±0.010 |
0.80以上 〜 1.00未満 | ±0.040 | ±0.005 | ±0.010 |
1.00以上 〜 1.25未満 | ±0.050 | ±0.006 | ±0.010 |
1.25以上 〜 1.60未満 | ±0.050 | ±0.007 | ±0.012 |
1.60以上 〜 2.00未満 | ±0.060 | ±0.010 | ±0.014 |
2.00以上 〜 2.50未満 | ±0.070 | ±0.013 | ±0.017 |
2.50以上 〜 3.00未満 | ±0.080 | ±0.015 | ±0.020 |
3.00以上 〜 4.00未満 | ±0.090 | ±0.020 | |
- 注)
- 1.厚さを測定する箇所は帯鋼の両耳から10mm以上内側の任意の点とします。但し、20mm未満の場合は幅の中央部とします。
- 2.上記以外のご注文に関しては、その都度ご相談ください。
横曲り許容差
単位(mm)
幅区分 |
横曲りの許容値 |
長さ2mにつき |
長さ1mにつき |
40未満 |
8 |
1.2 |
40以上 〜 80未満 |
6 |
1.5 |
80以上 〜 150未満 |
4 |
1 |
【特別規格】
単位(mm)
幅区分 |
横曲りの許容値 |
長さ2mにつき |
長さ1mにつき |
10以上 〜 20未満 |
8 |
1.2 |
20以上 〜 30未満 |
6 |
1.5 |
30以上 |
4 |
1 |
製造可能範囲
この範囲外の寸法についてはご相談下さい。また材質により寸法範囲は異なります。